WordⅡDITA

ワード原稿をDITAに変換

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テクニカルライターが自分のために制作したツール。単純なコピペ作業から解放されたくて、変換ツールを自作しました。これらのツールを使うことで、DITA化に伴う作業時間は大幅に短縮されました。

これまでのDITA化の問題点

これまでは、主にコピー&ペーストでワード原稿からDITA CMSへ内容を移し替えていました。テーブルなどの要素も、XMLエディタがDITAに変換してくれる部分もありますが、変換されない部分はDITAコードを見ながら修正する必要があります。また、XMLエディタでテーブルを新規に作成してセルの要素を一つずつコピーしていくのは手間がかかりすぎて現実的ではありません。

さらに詳しく...

これまで、ワードでドキュメントの構造情報を残したままテキスト化する方法がありませんでした。ワードからXMLに保存しても、レイアウト情報などが含まれた非常に複雑なコードが出力されるだけで、これを利用するにはハードルが高すぎました。それが、ある方法でXML化することで、ドキュメントの構造情報を残してテキスト化することが解りました。この方法を利用することにより、これらのツールを作成することができました。

コピペから変換作業へ―単純作業を追放

コピー&ペースト作業でワードからDITAを作成するのをやめませんか?
せっかくワードで文書が電子化されているのに、またそれを手作業で移し替えるなんてナンセンスです。WordⅡDITAを使って変換作業でDITA化を行いましょう。

従来の方法で、ワード原稿からコピー&ペーストでテーブルを作成する方法を見てみます。XMLエディタを利用しても結構な手間がかかることが判ります。

従来の方法

WordⅡDITAは、ワード原稿を効率よくDITAに変換するためのツールです。 既存のワード原稿をDITA化する作業を目的に作られました。ワードからXMLで保存したファイルを使い、DITAに変換します。同じテーブルをWordⅡDITAを使ってDITAに変換する例を見てみましょう。XMLエディタを使うよりも、コードを直接編集する方が早くなります。

WordⅡDITA

ワンクリックでDITA化できるものではなく、複数をツールを使い、一部手作業で処理しながらDITAドキュメントを完成させます。他にも、トピックファイルやマップの自動生成、テーブルの変換などを行うツールがあります。これらのツールは、使用するDITAの要素に応じてのカスタマイズが必要になります。

なお、ワード原稿は、スタイルを利用して見出しを作っているものに限ります。

WordⅡDITAを使ったワークフロー

ユーザの作業形態に応じてツールを組み合わせることができます。

CMS入力作業の効率化ー逐次DITAへ変換を行いながらCMSへ入力する

ワークフロー

XML化したワード原稿をXMLクリーナを使用してXML原稿を作成します。これを元にして、逐次DITA要素に変換しながらCMSへ入力していきます。一文ずつXMLエディタに入力してDITAファイルを作成するよりも遥かに効率が上がります。

WordⅡDITAのツール

ご注意

弊社のツールは、お客様がご用意されるワード原稿とご利用になるDITAの要素に応じた変更が必要になります。すべての要素を網羅した汎用ツールではありません。個別にカスタマイズが必要になりますのでご相談ください。また、ワード原稿は、スタイルを利用して見出しを作っているものに限ります。また、図版、画像などは手作業での挿入が必要になります。